2021年7月11日 聖霊降臨節第8主日
【礼拝への招き】
黙想(前奏)
招きの言葉「恐れるな、わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。」(イザヤ43:1b)
讃美歌 14(1,2節)
交読 詩編40編7節 (ご家族などお二人以上でいるときは、お一人が司式者を残りの方が会衆を読んでいきます。お一人の場合は、続けて読んでいきます。)
司式者 | あなたはいけにえも、穀物の供え物も望まず |
会衆 | 焼き尽くす供え物も 罪の代償の供え物も求めず |
全員 | ただ、わたしの耳を開いてくださいました。 |
讃美と悔い改めの祈り
全能なる主なる神さま。
あなたの栄光をほめたたえます。
今日も御言葉をもって語りかけ、 わたしたちを赦しの恵みへと招いてくださいますことを感謝いたします。
この教会堂だけでなく、各家庭などでも礼拝が守られています。体は離れていてもあなたによって一つとされています。神の民として養っていてくださっていることも、あわせて感謝いたします。
一方、わたしたちはあなたの御言葉に信頼すること薄く、戒めに従って歩むことに怠惰でした。自己中心的な祈りが多く、言葉と行いと思いによってあなたに罪を犯してしまいました。自分自身を愛することができず、隣人を愛することもできません。自分が赦されることを望みながら、他者を赦すことができません。どうか、わたしたちを憐れんでください。
自然災害の被害の大きさに驚き、悲しみと恐れを抱いています。どうかこの世界を憐れんでください。あなたの前に無力な人間として立つことができますように。
わたしたちが立ち直ることができるように、御言葉を通して赦しの恵みと希望の言葉を与えてください。聖霊を豊かに注いでください。福音の使者としてこの世に遣わされることに、生きる意味を見出させてください。
主イェス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
【神のみ言葉】
聖書
旧約聖書 ホセア書6章6節 (旧約p1409)
6 わたしが喜ぶのは/愛であっていけにえではなく/神を知ることであって/焼き尽くす献げ物ではない。
新約聖書(福音書)ルカによる福音書11章37~54節 (新約p130)
37 イエスはこのように話しておられたとき、ファリサイ派の人から食事の招待を受けたので、その家に入って食事の席に着かれた。38 ところがその人は、イエスが食事の前にまず身を清められなかったのを見て、不審に思った。39 主は言われた。「実に、あなたたちファリサイ派の人々は、杯や皿の外側はきれいにするが、自分の内側は強欲と悪意に満ちている。40 愚かな者たち、外側を造られた神は、内側もお造りになったではないか。41 ただ、器の中にある物を人に施せ。そうすれば、あなたたちにはすべてのものが清くなる。42 それにしても、あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。薄荷や芸香やあらゆる野菜の十分の一は献げるが、正義の実行と神への愛はおろそかにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もおろそかにしてはならないが。43 あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。会堂では上席に着くこと、広場では挨拶されることを好むからだ。44 あなたたちは不幸だ。人目につかない墓のようなものである。その上を歩く人は気づかない。」
45 そこで、律法の専門家の一人が、「先生、そんなことをおっしゃれば、わたしたちをも侮辱することになります」と言った。46 イエスは言われた。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。47 あなたたちは不幸だ。自分の先祖が殺した預言者たちの墓を建てているからだ。48 こうして、あなたたちは先祖の仕業の証人となり、それに賛成している。先祖は殺し、あなたたちは墓を建てているからである。49 だから、神の知恵もこう言っている。『わたしは預言者や使徒たちを遣わすが、人々はその中のある者を殺し、ある者を迫害する。』50 こうして、天地創造の時から流されたすべての預言者の血について、今の時代の者たちが責任を問われることになる。51 それは、アベルの血から、祭壇と聖所の間で殺されたゼカルヤの血にまで及ぶ。そうだ。言っておくが、今の時代の者たちはその責任を問われる。52 あなたたち律法の専門家は不幸だ。知識の鍵を取り上げ、自分が入らないばかりか、入ろうとする人々をも妨げてきたからだ。」53 イエスがそこを出て行かれると、律法学者やファリサイ派の人々は激しい敵意を抱き、いろいろの問題でイエスに質問を浴びせ始め、54 何か言葉じりをとらえようとねらっていた。
説 教 「重荷を負ってくださる主」 (別紙) 祈祷 柳谷知之
【恵みへの応答】
信仰告白 使徒信条 (われらはかく信じ、代々の聖徒と共に使徒信条を告白す。)
我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。我はその独(ひと)り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、処女(おとめ)マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府(よみ)にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、天に昇のぼり、全能の父なる神の右に坐(ざ)したまへり、かしこより来りて、生ける者と死ねる者とを審(さばき)たまわん。我は聖霊を信ず、聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体 からだ のよみがえり、永遠 (とこしえ)の生命(いのち)を信ず。 アーメン。
とりなしの祈り
主の祈り
天にましますわれらの父よ 願わくは御名を崇めさせたまえ 御国を来たらせたまえ 御心の天になるご とく地にもなさせたまえ われらの日用の糧を今日もあたえたまえ われらに罪をおかす者をわれらがゆるすごとく われらの罪をも赦したまえ。われらを試みに合わせず、悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり。 アーメン。
賛 美 493(1,2節)
献 金
感謝と献身の祈り (一例)
恵み豊かな神さま
感謝と喜びをもって、この献げものを御前におささげいたします。あわせて、わたしたちの全生活をおささげいたします。どうか、このことによって御心にかなうことが実現しますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
【派遣・祝福】
賛 美 92 (2,3節)
派 遣 平和のうちに、この世へと出ていきなさい。
主なる神に仕え、隣人を愛し、主なる神を愛し、隣人に仕えなさい。
祝 福 主イエスキリストの恵み 神の愛 聖霊のしたしき交わりがいつまでも限りなく、わたしたちと共にありますように。 アーメン。
黙 想(後奏)